『正義の行方』(2024)死刑執行後も謎多き“飯塚事件”、人が人を裁くということ

あらすじ

1992年、福岡県飯塚市で2人の女児が行方不明となり、山中で他殺体となって発見された“飯塚事件”。DNA鑑定などにより久間三千年が犯人とされ、94年に逮捕。さらに06年に死刑が確定、08年に異例の早さで刑が執行された。しかし、その後冤罪を訴える再審請求が提示され、事件の余波は今も続いている。久間の無実を信じ困難に挑み続ける弁護団や、事件発生当初から報道に疑問を持ち、事件を検証する調査報道を進めたジャーナリストたちといった異なる立場の当事者たちそれぞれが考える“真実”と“正義”をもとに、この事件の全体像を多面的に描く長編ドキュメンタリー。日本の司法の姿を浮き彫りにしていく。

本作は、第77回文化庁芸術祭のテレビドキュメンタリー部門大賞を受賞したBS1スペシャル「正義の行方 飯塚事件30年後の迷宮」を劇場版として公開される。

作品概要

監督:木寺一孝
制作統括:東野真
撮影:澤中淳
編集:渡辺政男
制作協力:北條誠人(ユーロスペース)
プロデューサー:岩下宏之
特別協力:西日本新聞社
協力:NHKエンタープライズ
テレビ版制作・著作:NHK
制作:ビジュアルオフィス・善
製作・配給:東風
公式サイト:https://seiginoyukue.com/
(C) NHK

2024年4月27日(土) ユーロスペースほか全国順次公開

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