今江大地主演、TBS DOCSによるオリジナル舞台『パイロット』2026年2月上演決定
TBSのドキュメンタリー・ブランド「TBS DOCS」が手がけるオリジナル舞台『パイロット』が、2026年2月18日(水)より東京・赤坂RED/THEATERで上演されることが決定した。戦後80年という節目の年に、特攻隊をモチーフに現代の私たちの生き方を問う意欲作となる。
TBS DOCSは、地上波ドキュメンタリー「解放区」や「TBSドキュメンタリー映画祭」(2025年で第5回)を通じて、『彼女が選んだ安楽死』や『渡邊雄太 ~傷だらけの挑戦者~』など、社会の矛盾や個人の葛藤に切り込む作品を発表してきた。その歩みの延長線上で、今回ついにドキュメンタリーをベースにした舞台作品が立ち上がる。
脚本・プロデュースを務めるのは、現代社会のリアルを描く津村有紀。演出は、緻密な人物描写に定評のある寺本晃輔が担当する。特攻隊員たちの貴重なインタビュー映像を劇中に織り込み、フィクションとドキュメンタリーの境界をまたぎながら、「戦争の記憶」をいまの時代へどう手渡すかを探る試みだ。
物語の主人公は、特攻隊員として生きる青年・遠藤。命を捧げることが当然視された戦時下で、彼は密かに「映画監督になる」という夢を抱いている。ところがある出来事をきっかけに、遠藤は2026年の「令和」の日本へタイムスリップしてしまう。戦時中の価値観と「願えば夢は叶う」とも語られる現代の価値観が交錯する中で、彼は自分の夢を追う意味と、「生きる」ことそのものの尊さに向き合うことになる。
主演・遠藤役を務めるのは今江大地。特攻隊員として死と隣り合わせの時代を生きながら、未来の日本に立ち会うことになる青年という難しい役どころに挑む。共演には、井出卓也、椎名鯛造、富田翔、中染雄貴、髙橋真佳把、設楽賢、石川貴一、宇佐美真仁、寺本晃輔、吉満寛人ら実力派キャストが名を連ね、戦時と現代という二つの時間軸を立体的に描き出す。
青春を賭けた夢や大切な人との関係を含め、「すべてを捨てることが正しい」と教えられた世代の若者が、自由を前提とする現代社会に立ち会ったとき、何を選び取るのか。『パイロット』は、特攻隊員の証言とフィクションの物語を交差させながら、戦争を過去の出来事として語るのではなく、「今」を生きる私たちの足元の問題として捉え直そうとする舞台になりそうだ。
舞台『パイロット』は2026年2月18日(水)より赤坂RED/THEATERにて上演予定。チケットは順次先行販売が行われ、一般発売は2026年1月10日(土)10:00から開始される。
<出演者・脚本家・演出家からのコメントが到着!>
■今江大地
初めまして、今江大地と申します。自分の好きなこと、そして叶えたい夢があるってすごく幸せなことで、自分に正直に生きることが楽しいに繋がると信じています。この作品と通ずるものがあると感じているので、出演できることがとても嬉しいです。
■井出卓也
「自由」という言葉は、いつの時代も人の心を照らす光のように輝いてきました。
けれど、何の枠もなく、誰もが思うままに生きられたとしてそれは本当に幸せなのか。
戦時中に限らず、現代にも見えない枷は存在します。
台本を読んで、改めて僕の考えた「自由」とは、“選択できること”。
その一つひとつの選択にこそ、人の生き方が映るのだと思います。
遠藤、そして僕が演じる田中がどんな「選択」をするのか。
ぜひ劇場で感じてください。
■椎名鯛造
初めまして椎名鯛造です。今回の作品は題材に『戦争』という歴史が織り込まれていますが『夢』も題材となっています。あの時代、夢の為に生きる事すら出来なかった方達がいた中、令和の世の中はある程度自由に夢を追いかけられます。僕も役者を夢見て上京してきた一人です。過去への感謝と観劇してくださる皆様へ感謝を込めつつ板の上からお届けします。演劇というエンタメで過去を忘れずに「もしも」の世界観を楽しんでいただけたらと思います。皆様の心に残る作品になりますように。
■富田翔
今回、南役を務めます、富田翔です。
登場人物の生き様や想いを通して
当たり前ではない今というものを
改めて考えられる作品。
どう具現化されていくか自分自身も楽しみに、
皆様に様々な想いを届けられるよう
しっかりと準備して臨みます。
劇場でお会い出来るのを楽しみにしています。
■吉満寛人
うだつの上がらない昭和のおじさん、飄々としてるけど心のどこかで焦りを感じている…。
私の演じる高橋は結構私と重なる部分があるような…。
皆さんに楽しんで頂けるよう精一杯演じます。お楽しみに!!
■津村有紀(脚本・プロデュース)
夢を追うことは、楽しいですが、苦しいです。
この物語の原作を書いたのは、10年ほど前。
やりたいことと現実の間で悩んでいた頃。
戦時下でさえ、人々の心には多くの夢があったはず。
時代が変わっても、思いは普遍ではないでしょうか。
10年の時を経て、PCの中で眠っていた夢が花開くのが毎日楽しみです。
お客様の心に何かが灯せる作品を届けられますように。
■寺本晃輔(演出)
僕が今一緒に作品を作りたいと思っていたみなさんにご出演いただけることになりました。
戦後80年が経ち、こうして演劇ができる今を尊びながら、百戦錬磨のキャストとスタッフの力を借りて、脚本家が紡ぐ大きな物語に立ち向かっていこうと思います。ぜひ劇場でお待ちしております。
【公演情報】
タイトル:TBS 舞台『パイロット』
出演:今江大地、井出卓也、椎名鯛造/中染雄貴、髙橋真佳把、設楽賢、石川貴一、宇佐美真仁、寺本晃輔/富田翔/吉満寛人 ほか
脚本・プロデュース:津村有紀
演出:寺本晃輔(ファーベルとルーデンス)
美術:愛知康子/照明:赤田知宏・坂本千晃/音響:田中慎也/衣裳:FUMIKO/映像投影:あこちゅあ/作曲:大塚星太郎/演出助手:竹田紫月/制作協力:小泉沙百合/舞台監督:白石チカラ
会場:赤坂 RED/THEATER
(東京都港区赤坂3-10-9 赤坂グランベルホテル B2F)
公演期間:2026年2月18日(水)~2月24日(火)
2/18(水) 19:00
2/19(木) 14:00★/19:00
2/20(金) 14:00★/19:00
2/21(土) 13:00★/18:00
2/22(日) 13:00/18:00
2/23(月・祝) 13:00/18:00
2/24(火) 14:00
※★回は終演後にアフターイベントあり(登壇者は回によって異なる)
チケット料金:全席指定 11,000円(税込)
チケット販売:
・ファンクラブ先行
受付期間:2025年11月21日(金)18:00~(※終了日は各ファンクラブにより異なる)
・一般先行抽選
受付期間:2025年12月1日(月)18:00~12月21日(日)23:59
・一般販売(先着)
受付期間:2026年1月10日(土)10:00~2月15日(日)22:59
・引換券販売(先着)
受付期間:2026年2月15日(日)23:00~各回開演時刻まで
※一般販売で完売の場合、引換券販売はなし
チケット取り扱い:カンフェティ
URL:https://www.confetti-web.com/@/pilot
公式サイト:https://tbs-docs.com/title/80.html
公式X:@pilot_TBSDOCS
公式Instagram:@pilot_TBSDOCS
ハッシュタグ:#舞台パイロット
