「TBSドキュメンタリー映画祭2026」開幕!STARGLOW登壇『THE LAST PIECE -Glow of Stars-』ほか『ある日、家族が死刑囚になって―』『やまない症動』舞台挨拶レポート
歴史的事件から、いま起きている社会の動き、市井の人々の日常、注目のカルチャーまで、TBSテレビおよびJNN系列局の記者・ディレクターたちが現場で掴み、魂を込めて世に送り出してきたドキュメンタリーの情熱が結実する場として開催されてきた「TBSドキュメンタリー映画祭」が、東京・大阪・京都・名古屋・福岡・札幌の全国6都市にて順次開催。
映画祭開幕初日の3月13日(金)に『THE LAST PIECE -Glow of Stars-』の舞台挨拶が実施された。BMSGプロデュースによる第3のボーイズグループ結成へ向けたオーディションプロジェクト「THE LAST PIECE」でデビューを掴んだSTARGLOWの5名、本映画祭のアンバサダーLiLiCoが、北村太洋監督と共に登壇したほか、『ある日、死刑囚の家族になって―』、『やまない症動 ー死ねない難病に挑むテレビマンの記録ー』からもゲストを迎え舞台挨拶を開催した。
『THE LAST PIECE -Glow of Stars-』
登壇者(敬称略):STARGLOW(RUI、TAIKI、KANON、GOICHI、ADAM)、LiLiCo(映画祭アンバサダー)、北村太洋監督
TBSドキュメンタリー映画祭のアンバサダーLiLiCoと、STARGLOWのメンバーRUI(ルイ)、TAIKI(タイキ)、KANON(カノン)、GOICHI(ゴイチ)、ADAM(アダム)、そして北村太洋監督が『THE LAST PIECE -Glow of Stars-』舞台挨拶に登壇した。ゲストが登場するや否や、満席の会場からは歓声が飛び交った。メンバー5人がそれぞれ一言ずつ挨拶をした後、最後にLiLiCoの番に。「誰も私の方向を見てくれないけど気持ちは分かります!はい、みんなこっち(=STARGLOWの方を)見てるね。でもこうしてドキュメンタリーというものに興味を持ってくださって、本当に皆さんありがとうございます」とぼやきながらも感謝を忘れないコメントで会場を笑わせた。
STARGLOWのメンバーは、映画で密着取材されたことに驚きつつも、自分たちの成長を目の当たりにし、喜びを感じている様子。RUIは「このような機会をいただけて、僕たちのことをよりもっと知ってくださる方が増えればいいなって」と話した。TAIKIは「今振り返ると、LAST PIECEの期間っていうのは本当に遠く感じるんですけど、自分たちでも“ちょっと成長したな”って分かるぐらいに月日が経っていて。今、僕たちもこの映像見たんですけど、すごく感動しました!」とコメント。KANONは「まさか僕たちのオーディションの様子が、こんな形で映画になって映画館で上映されるとは思っていなかったので、めちゃくちゃ光栄です。皆さんも、その時からの成長を分かりやすく感じられるんじゃないかな?と思うので、何度も見てほしいです!」と呼びかけた。GOICHIは「ADAMが僕に敬語を使っているシーンとかあって(笑)。今では考えられないです(笑)」と現在と過去でのメンバー同士の関係性の変化に触れ、会場の笑いを誘った。一方のADAMは「俺、敬語使ってたんだ(笑)。猫かぶっていたのは、皆さんも見て分かっていただけたと思うんですけど(笑)。北村監督をはじめ、本当にたくさんのスタッフの方々が関わってくださって、こういう歴史のある映画祭で僕たちをフォーカスしてくださったことがすごく嬉しいです」と感謝しきれない様子。
本編を鑑賞したTAIKIは感想を聞かれ、「ムーンチェイサーのライブ映像から始まって、最後もそのムーンチェイサーの映像で締める。北村監督がすごくて…こうやってドキュメンタリーになって全てを見てみると、みんな顔つきとかも変わってるし、性格もちょっと変わっていたりとか。いろんな発見がたくさんあって、ドキュメンタリーって面白いなって思いました!自分の成長も、みんなの成長も感じられたので、最高の作品になったんじゃないかなと思います!」と、自信のこもった頼もしいコメント。続いてKANONは「編集がラスピの続きみたいな雰囲気というか。“あ、このラスピの感じ久々に見たな!”って、まずそこでエモさがあったんですけど、放送中に明かされなかった話とか映像もたくさんあって。作品として今残せたことが本当に意味があるなって思ったので、この機会をいただけて嬉しいです!」と見どころを語った。
鑑賞して新たな気づきがあったかを聞かれたADAMは、「この5人ももちろんそうですけど、他のオーディション参加者の方々もたくさんいて。それは僕らの今に欠かせないことだったので、他の仲間たちを見ていると懐かしい気持ちもしました」と振り返った。
北村監督は、オーディションプロジェクトのディレクターとしても関わっている。想像を超えるオーディションを改めて振り返り、「最初にオーディションプロジェクトをやると聞いた時、やっぱりイメージとしてはちょっと殺伐としているのかなと思っていたんです。でも実際の現場は本当に楽しそうで!本当に意外でした。かなりの長期間、密着させてもらったんですが、とにかくみんなの人間性が素敵でした!もちろんメンバーもそうですし、合宿に参加した 30 名、本当にみんながみんな素敵だったっていうのが一番の驚きでしたね。最後の結果発表のシーンは、メンバーやみんなが涙している姿がすごく印象的だったと思うんです。実はあの映像を撮っているカメラマンのおじさんたちも号泣してるんですよね(笑)。本当にどっちが嗚咽してるねん!と」としみじみと語った。また、北村監督はオーディションプロジェクトの成功の要因として、メンバーの個性や人柄の素晴らしさと、スタッフの熱意を挙げた。メンバーの話を聞いていたLiLiCoは「(オーディションプロジェクトから)半年しか経っていないのに、人間って半年でこんなにも変わってスターになっていくんだな!と思ってびっくりしました。だから監督、これからもずっと撮り続けたらどうですか?」と新たなプロジェクトを提案。これに対し北村監督は、「きっとここからもっと大きく夢を叶えていくと思うので、そこはできる限りそばで撮影したいなと思います!」と語り、さらなる展開を期待させた。来年のTBSドキュメンタリー映画祭にもご注目いただきたい。
最後にメンバーを代表してKANONが、「初めての上映を見て頂けたことは僕らも嬉しいので、しっかりと頭の中に、記憶に刻んでいただいて、もう何回でも、この後も来ていただいていいので!『なんか楽しい印象的だったな!』とか、『ここ初めて見られたよ!』とか色々発信していただけたら嬉しいです。一緒にこの TBSドキュメンタリー映画祭を盛り上げていただきたいなと思います」とコメント。続いてLiLiCoは、「この映画祭では、いろんな映画が上映されます。病気と戦っている方のドキュメンタリーだったり、もし他の国で生まれたらどんな人生が待っていたのか、という物語だったり。本当にドキュメンタリーからは明日への原動力もいただけるので、たくさんの作品に皆さんも触れていただきたいです。もしかしたらドキュメンタリーには馴染みはないかもしれないけど、このTBSドキュメンタリー映画祭から、人間の本気の力を受け取ってもらえれば嬉しいです」とPRし、イベントは大盛況で幕を閉じた。
『ある日、死刑囚の家族になって―』
登壇者(敬称略):西村匡史監督、森達也(映画監督・作家)
「TBSドキュメンタリー映画祭2026」の記念すべきオープニング作品は、突然死刑囚の家族となった奥本さん一家に密着した『ある日、家族が死刑囚になってー』。上映終了後、本作を手がけた西村匡史監督と、映画監督・作家であり奥本死刑囚のご両親とも面識がある森達也氏が登壇し舞台挨拶を行った。西村監督は「自分の立場をはっきりさせないといけないんですけれども、この映画は奥本さん一家の方から“取材をしてほしい”と依頼があったわけではなく、私の方からお願いしたものです。死刑囚のご家族が実名で、そして顔を出して取材に答えることは、ものすごく重いこと。10 年以上お付き合いさせていただいた中で、ここで自分が世に出す必要があると思い、その話をご両親にしたところ了承してくださいました。私がいなかったら、彼らがこの重い負担を背負わうことはなかったので、その点についての重い責任を感じています。だからこそ、やはり多くの方に見ていただきたいと思います」と心境を語り、覚悟をもって取材に応じた一家に感謝を述べた。
森氏は本作を鑑賞して「メディアがもう少しこの死刑問題にコミットしてくれればいいなと願っています。こういう作品を西村さんが撮ってくれたからこそ、どんどん議論が活発になればいいなと思います」と感想をコメントした。
『やまない症動 ー死ねない難病に挑むテレビマンの記録ー』
登壇者(敬称略): 増山賢監督、丸山美重(全国パーキンソン病友の会 代表理事)、井出卓也(俳優・ラッパー・作詞家)
『やまない症動 ー死ねない難病に挑むテレビマンの記録ー』舞台挨拶に登壇したのは、増山賢監督、全国パーキンソン病友の会代表理事の丸山美重氏、そして本作の応援隊長を務める俳優・ラッパー・作詞家の井出卓也氏。増山監督は、自身の病気を大在位した映画に対する家族の正直な反応や、現在の症状を包み隠さず語った。丸山氏は、病気を発症した当時の衝撃や、患者の日常生活への理解の必要性について言及。また井出氏は、増山監督の映画がラッパーの音楽と通じるものを感じたと言い、そのメッセージ力に感銘を受けたとコメントした。
増山監督は「科学番組や理科の番組を担当していたので、自分に起きていることを、細かく難しく説明するのではなく、分かるように伝えるということをとことん教えていただきました。そんな経験が少しでも世の中に役立てばいいなと思っています」とドキュメンタリー制作において活かしたテレビマンの経験を語った。井出氏は「自分が生きた意味というものは、自分がこの世からいなくなった後に受け継がれていくものでもあると思うんです。次の時代に渡った時に、“あの人の作品があったからこういうことを知ることができた”とか、増山さんや丸山さんがこうした活動をしてきたことが、次の世代に繋がっていく。そうやって後々意味が生まれることってあると思うんです。それぞれの悩みにはそれぞれの葛藤があると思いますが、諦めずに戦っていくということがとても大事なんだと、この作品から学びました」と感想を述べた。
最後には観客から監督に花束が贈られ、笑顔の溢れる温かなイベントとなった。
<開催概要>
「第6回 TBSドキュメンタリー映画祭2026」
2026年3月13日(金)より東京・大阪・京都・名古屋・福岡・札幌の全国6都市にて順次開催される。
※一部の作品は上映されない会場があります。
東京:ヒューマントラストシネマ渋谷|3月13日(金)〜4月2日(木)
大阪:テアトル梅田|3月27日(金)〜4月9日(木)
名古屋:センチュリーシネマ|3月27日(金)〜4月9日(木)
京都:アップリンク京都|3月27日(金)〜4月9日(木)
福岡:キノシネマ天神|4月3日(金)〜4月16日(木)
札幌:シアターキノ|4月4日(土)〜4月10日(金)
主催:TBSテレビ
公式サイト:https://tbs-docs.com/2026
公式X:@TBSDOCS_eigasai















