『セックス・ピストルズ 破壊の設計図』初代ベーシストが語る真実とバンドの本質!グレン・マトロックのオフィシャルインタビュー解禁

1970年代後期のロンドンで世界中を熱狂させたパンクムーブメントの象徴、セックス・ピストルズの軌跡を、初代ベーシストであるグレン・マトロックの視点から描くドキュメンタリー映画『セックス・ピストルズ 破壊の設計図』(アンドレ・レリス、ニック・ミード共同監督/スターキャット、アルバトロス・フィルム配給)が、2026年10月2日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開される。この度、日本公開を前にグレン・マトロック本人のオフィシャルインタビューと、日本のファンに向けたメッセージ映像が解禁された。

1970年代後半のロンドン、停滞したロックシーンを真っ向から否定し、鬱屈した社会の空気を爆発させるように登場したセックス・ピストルズ。デビューアルバム『勝手にしやがれ!!』はパンクの原型を決定づける歴史的ヒットとなったが、成功の裏側でバンドは急速に崩壊。ラストライブでジョニー・ロットンが「だまされた気分になったことはないか?」と言い残して脱退し、バンドは解散。シド・ヴィシャスは恋人殺害容疑の渦中、薬物の過剰摂取により21歳の若さで死去し、その刹那的な生涯は神話化されていった。しかし、その物語にはマネージャーのマルコム・マクラレンとヴィヴィアン・ウエストウッドによる“台本”が存在し、アルバム収録12曲中10曲を手掛けたグレン・マトロックはその台本から消し去られていた。本作は、マトロックの自伝『I Was a Teenage Sex Pistol』を原作に、当時のライブ映像や関係者インタビュー、過去の貴重な写真や映像を交えながら、パンクロックの裏側に潜む「残酷な台本」の全貌を紐解くアナザーストーリーを描き出す。

公開にあたり、映画化プロジェクトの経緯やバンドの本質、現在の心境について語ったグレン・マトロックのオフィシャルインタビュー全文は以下の通り。

――ドキュメンタリーのプロジェクトが立ち上がり、実現に至った経緯について
「もともとこの本を書いたのは、最初にバンドを離れることになった経緯に対して自分がずっと抱えていたわだかまりを整理したいという思いからでした。書き進めるうちに、それは私にとってとても心の浄化のような体験となり、自分自身と向き合い、気持ちに区切りをつける助けになりました。その経験を経たことで、1996年にバンドへ再加入し、日本での数多くの公演を含むワールドツアーに臨む前に、自分にとって良い節目となったのです。この本は、いつか面白いドキュメンタリー作品になり、自分自身の視点からこの物語を伝えられるのではないかという思いを、ずっと心のどこかに抱いていました。とはいえ、それを急いで実現しようという気持ちはまったくありませんでした。しかし数年前、(本作の監督の)ニック・ミードと偶然出会い、彼を通じてプロデューサーのアンドレ・エリスを紹介されたことがきっかけで、映像化の企画が少しずつ形になり始めたのです。「待つ者には必ず時が来る」とよく言われますが、この作品がバンド結成50周年という節目のタイミングと重なったのは、本当に幸運な偶然だったと思っています」

――監督を務めたアンドレ・レリスとニック・ミードの起用、そして完成した作品について
「完成した作品にはとても満足しています。一番感銘を受けたのは、制作陣の「ぜひこの作品を作りたい」という強い熱意でした。私もその流れに自然と加わり、自分なりの提案をしながら一緒に形にしていきました。その積み重ねの結果が、この作品です」

――ダニー・ボイル監督によるドラマ『Pistol』(2022)での自身の描かれ方を是正したいという思いはあったのか
「ええ、そう思っています。実際、スティーヴ本人にも「君は本当に記憶力が悪い」と伝えましたし、ダニー・ボイルにも彼についての私の考えを遠慮なく、はっきりと伝えました。とはいえ、過去は変えられません。だからこそ今は、このドキュメンタリーを通して、私自身の視点からこの物語を観てもらえるようになった。それが何より大きな意味を持っていると思います」

――各出演者の人選について
「私自身、希望する人選はありました。ただ一方で、ほかの提案にも柔軟に耳を傾けるつもりでしたし、アメリカの市場についてはそれほど詳しくなかったので、アンドレがゲストスピーカーとして推薦してくれた方々にお任せすることにしました。ポール・クックが私のことをあのように語ってくれたのは、本当にうれしかったですね。それに、これほど多くの素晴らしい方々が、私の物語を伝える手助けを買って出てくれたことにも、とても感謝しています」

――自身の視点でピストルズを描くことで、色眼鏡なくバンドの本質を捉えた作品になったことについて
「私が伝えたかったのは、メンバー全員が、それぞれ異なる形でバンドの成功に欠かせない役割を果たしていたということです。私たちが成功を収めることができたのは、努力や情熱、地道な積み重ねがあったからですが、それだけではありません。運にも恵まれました。そして、その幸運が巡ってきた瞬間を逃さず、全力でつかみにいったことも、大きな要因だったと思っています」

――かつての破滅的なイメージから空気感が変わり、初期ピストルズの評価が見直されている現状について
「昔とは変わったように感じています。ここまでたどり着くには本当に長い年月が必要でした。そして今になって、ようやく自分が報われたというか、最後に笑うことができたような気持ちですね」

――今後の活動ヴィジョンや来年に向けての計画について
「現在はまだツアーの最中なので、このラインナップでの活動が今後どうなるのかについては、まだ何とも言えません。ただ、私自身には温めているプロジェクトがたくさんあります。ソロ作品のレコーディングやソロ・ツアーもその一つです。ツアーが落ち着いたら、それまで中断していたソロ活動を再開し、続きを進められることを楽しみにしています」

また、あわせて解禁されたメッセージ映像では、「いま俺の映画『セックス・ピストルズ 破壊の設計図』について日本のマスコミからオンラインインタビューを沢山受けてたところなんだ。本当なら俺も日本に行って、みんなに会って「ハーイ!」って言いたかったんだよ。ぜひ映画館に足を運んで、楽しんでくれよ。俺自身、かなり誇りに思ってる作品だ。エンジョイしてもらえたら嬉しいよ」と日本のファンに向けて笑顔で語りかけている。

 

『セックス・ピストルズ 破壊の設計図』
10月2日(金)より新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
(2025年/アメリカ/英語/96分/原題:I Was A Teenage Sex Pistol)

【キャスト】
グレン・マトロック、ジョニー・ロットン、シド・ヴィシャス、スティーヴ・ジョーンズ、ポール・クック、クリス・スペディング、デボラ・ハリー、ビリー・アイドル、ウェイン・クレイマー、ケニー・ジョーンズ、ファット・マイク、トレイシー・ガンズ、リチャード・ストレンジ

【スタッフ】
監督:アンドレ・レリス、ニック・ミード
原作:グレン・マトロック著『I Was a Teenage Sex Pistol』
製作:グレン・マトロック、ニック・ミード、アンドレ・レリス、ジェシカ・ルッソ
編集:ヴァネッサ・ローワース、ジャスティン・ウィリアムズ
提供:ニューセレクト
配給:スターキャット、アルバトロス・フィルム
コピーライト:© 2025, I WAS A TEENAGE SEX PISTOL PRODUCTION, LLC ALL RIGHTS RESERVED

公式サイト:https://sexpistols-film.com
本編映像(YouTube):https://youtu.be/kUlazDRh7vk

<舞台挨拶付き先行上映会 概要>
日時:9月24日(木)
会場:新宿武蔵野館
登壇者:仲野茂(元アナーキー)、アンドレ・レリス監督(予定)
劇場HP:https://musashino.cineticket.jp/mk/theater/shinjuku/schedule

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