映画『劇場版ダーウィンが来た!世界のネコのなかまたち』公開記念舞台挨拶に水瀬いのり&井田彰彦監督登壇!番組キャラクターのヒゲじいもサプライズ登場!

映画『劇場版ダーウィンが来た!世界のネコのなかまたち』の公開記念舞台あいさつが10月3日(土)、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で開催された。語りとツノミンの声を担当する水瀬いのり、井田彰彦監督が登壇し、番組にもナレーションで参加している豊嶋真千子が司会を務めた。上映を控えた観客を前に、収録の舞台裏や自然の中での撮影エピソードを披露。終盤にはヒゲじいもサプライズで登場し、会場を盛り上げた。

本作は、NHKの自然ドキュメンタリー番組「ダーウィンが来た!」の放送20周年を記念した映画化第6作。ライオン、チーター、マヌルネコなど、世界のネコの仲間たちの生態に迫る。10月2日(金)から全国公開中だ。

水瀬、ナレーションでは感情を抑え ツノミン役には「キャリアを感じている」
公開を迎えた心境を尋ねられた水瀬は、長期にわたって生き物たちを追ったスタッフの労に思いを寄せた。完成した映像を見ながらの収録では、自身も驚きや感動を覚えたそうで「本当に原稿を読みながら、自分の『え、そうなの!?』『こんなことが!?』って気持ちを押しつぶしながらナレーションをして、悠々としゃべり続けるのが難しかった」と振り返った。生き物に感情移入しすぎないよう心掛け、「生きていく厳しさをナレーションで表現できればと思って」と込めた思いを明かした。

一方、ツノミンを演じる際には声のベースをがらりと変えた。8年以上向き合ってきた役だけに、「当時よりもツノミンらしさ、鋭いツッコミが『これこれ!』って思うようになって、キャリアを感じているんですが(笑)」と手応えを口にした。「演じ始めた当時は、頑張ってお姉さんっぽく、マヌ子ママの補佐をしようと思っていたんですが、いつの間にか結構たくましくなっていって。これまでの現場で培ってきたものがツノミンとシンクロし始めて、ちょうど今、脂の乗ったツノミンを届けられているんじゃないかなと思っています」と、自身とキャラクターの成長を重ねた。「マヌ子ママも含め、銀幕デビューですからね。そんなうれしい気持ちを乗せておりますので、楽しんでいただければと思います」と呼び掛けた。

井田監督は、多くのスタッフの取材映像を代表して編集した立場から、「みんなの頑張りに今回ちゃんと応えられているだろうか」と公開を迎えた喜びと緊張を吐露。「チームもみんな喜んでくれるとうれしいですし、見てくださった方たちが喜んでくれたら何よりもうれしい」と願った。

井田監督が明かすサバンナの夜明け 水瀬「いつか本当に見てみたい景色」
テレビ番組のディレクターとして長く「ダーウィンが来た!」に携わり、今回初めて映画を手掛けた井田監督。大きなスクリーンでの上映を意識し、「皆さんが現場に行った感覚になれるように、編集の工夫をしました」と制作を振り返った。水瀬も、ナレーション収録時のモニターですら、風やこちらに飛んでくる土煙を感じるほどだったと賛同。「アニメーションではなく、実際に目の前で生き物たちが生活しているものを切り取った映像なのが信じられなくて、自分の目でもいつか見てみたいなって思うくらいの、臨場感あふれる映像になっている」と、その迫力を伝えた。

番組に関わる中で印象に残っていることとして、井田監督が挙げたのは世界各地の朝日や夕日だ。ロケでは動物たちが姿を現す前の午前3時、4時ごろから準備を始めるそうで、「不思議なもので、雲があった方が意外と朝日がピンクっぽくなったり、空気がきれいじゃない方が逆に(朝日や夕日が)きれいだったりして」と、現地で目にする景色の魅力に触れた。

中でもサバンナの夜明けは、音の変化も印象深い。「ちょっとずつ明るくなると鳥の声がして、もうちょっとすると哺乳類のいろいろな声がして」と朝の情景を紹介し、草同士がこすれ合う音も「臨場感あふれる轟音」と表現した。水瀬は「すごい! いつか本当に見てみたい景色」と興味を示し、「あとでまた詳しく聞かせてください」とお願いしていた。

水瀬は、マヌ子ママ役の山田孝之とのデュエットや、収録時に一緒に写真を撮る交流にも触れた。山田の活躍を見て「マヌ子ママ、頑張っているな」と親近感を抱くようになったのも、長く共演を続けてきたからこそだと振り返った。

先輩にも「かわいい!」 水瀬が明かす言葉選びの悩み
水瀬の「かわいい!」から始まる予告編にちなみ、日常で「かわいい」を連呼してしまう出来事を尋ねる場面もあった。水瀬は「『かわいい』って言葉がどんどん広い意味を持っていますよね。『いいね!』みたいな感覚」と切り出し、「先輩方が仲良くしゃべっている姿を見て『かわいい!』とか、男性の方にも『かわいいです、それ』みたいに何気なく言ってしまう」と、自身の言葉遣いを振り返った。

一方で、相手の受け止め方が気になることもあるそう。「言われた側はどう受け取っているんだろうって。『かわいい』ってフランクすぎる言葉なのかとか、『かっこいい』って言われた方がうれしいのかなとか」と思案し、「先輩たちへの『かわいい』ってリスペクトと捉えられないのかなって、悩み始める歳に入りました」と打ち明けた。それでも最後は「でも『かわいい』は世界に通用する日本語なので、どんどん使っていこうと思っています!」と結んだ。

井田監督は、11月放送予定のツシマヤマネコの回に言及。子猫が成長する姿を追った映像について、「とにかくひたすらかわいくて」と紹介した。水瀬も「みんな等しくかわいいって思う映像なので、楽しみにしてください」と呼び掛けた。

ヒゲじいがサプライズ登場 水瀬「こんなご褒美が待っているなんて!」
締めのあいさつでは、水瀬が「人間だから、動物だからじゃなくて、生きているってところのイコールを感じながら、どんな感情になるのか早く聞きたい」と、観客の感想に期待を寄せた。井田監督も、番組スタッフが「皆さんと自然をつなぐ架け橋になりたい」と情熱を傾けていることに触れ、「ちょっとでも人生が豊かになったらいいなと思って、あの番組を作り続けています」と、今後の応援を呼び掛けた。また、水瀬と井田監督から「ぜひ」と話を振られたMCの豊嶋は20年間番組が続いたのは視聴者のおかげだと感謝を述べ、水瀬・井田監督に目を向けながら「21年目も飽きさせない番組が作れるようにダーウィンチーム一同力を合わせて頑張りますので、今後ともよろしくお願いします」と結んだ。

その後、ヒゲじいがサプライズで登場すると、客席から拍手が湧き起こった。水瀬は「え! びっくり!」と驚き、「こんなご褒美が待っているなんて! 20周年すごい! ヒゲじいと一緒に写真が撮れるなんて光栄です!」と喜びをあらわにした。思いがけない対面に、会場は盛り上がりを見せた。

『劇場版ダーウィンが来た!世界のネコのなかまたち』
2026年10月2日(金)よりユナイテッド・シネマ豊洲 他、全国ロードショー

監督:井田彰彦
語り:水瀬いのり
「マヌ~ルのゆうべ」:山田孝之、水瀬いのり、中村千絵、葉山翔太、峰晃弘
ヒゲじい:龍田直樹
エンディングテーマ:MISIA「ガムシャラ」(作詞:MISIA、作曲:HIDE、編曲:松井寛)
製作:ローソン・ユナイテッドシネマ、NHKエンタープライズ
映像提供:NHK
制作:NHKエンタープライズ
配給:ローソン・ユナイテッドシネマ
©劇場版ダーウィンが来た!世界のネコのなかまたち 製作委員会

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