『レッド・ツェッペリン:ビカミング』IMAX特別先行上映、熱狂と没入の一夜をレポート!高橋まこと「思いっきりツェッペリンの世界に没入できた」
映画『レッド・ツェッペリン:ビカミング』のIMAX®特別先行プレミア上映が9月18日、TOHOシネマズ新宿で開催された。
本作は、60年代末にイギリスで産声を上げた伝説的ロックバンド「レッド・ツェッペリン」の軌跡をたどる初の公式ドキュメンタリー。ギタリストのジミー・ペイジ、ベーシストのジョン・ポール・ジョーンズ、ドラマーのジョン・ボーナム、ヴォーカルのロバート・プラント――およそ12年間の活動の中で、彼らが巻き起こした現象は事件であり、予言であり、そして未来だった。デビューアルバムでいきなり世界を熱狂の渦に巻き込んだバンドの出発点には何があったのか。未公開のボーナムの生前音声をはじめ、家族写真や初期ライブ映像など貴重なアーカイヴを交えながら、その知られざる歴史をオリジナルメンバー自身が語る。さらに1曲まるごと収録された演奏シーンが映し出されるなど、音楽を中心に据えた構成となっている。
本作はIMAXチームとの共同作業により、大画面と高精細な映像、独自のサウンドシステムを駆使したリマスタリングを実現。会話も効果音もすべてがクリアに響き、観客はまるでコンサート会場にいるかのような臨場感を体験できる。映写や音響の現場でも自由に意見を交わし合いながら制作が進められ、世界最高レベルの没入感を追求したという。まさに4人のメンバーとともに当時を再体感する、唯一無二の“映画オデッセイ”だ。
この日のIMAX®特別先行プレミア上映には、元BOØWYの高橋まこと、RED WARRIORSの木暮“shake”武彦、俳優のつるの剛士、直訳ロッカーの王様、ギタリストのジミー桜井、音楽ジャーナリストの高橋芳朗らが来場。上映後の会場は大きな拍手と熱気に包まれ、観客の多くがコンサート体験に近い高揚感を共有した。高橋まことは「思いっきりツェッペリンの世界に没入できました」と感激を語り、つるの剛士も「とにかく早く家に帰ってツェッペリンを聴きたい!」と興奮気味にコメント。木暮“shake”武彦は「巨大なスクリーンで音もデカくて没頭できた。最高に気持ち良かった」と初めてのIMAX体験を振り返り、王様は「沢山ライブの演奏が聴ける。即興演奏の魅力を味わってほしい」と呼びかけた。さらに高橋芳朗は「爆音で観ると全然違いますね」と熱弁し、ジミー桜井も「あの4人は奇跡の出会いだな。たまらない」と胸を熱くしていた。
【コメント全文】
みんなそれぞれに自分のルーツがあって。それを磨いてきた4人が集まった時の、4つの集合体の中心で交わったところがレッド・ツェッペリンですね。その化学反応がすごい。やっぱり誰一人欠けてもこのバンドは成り立たないんだなと思いました。ライブでないと味わえない即興演奏の魅力をこの映画で体感し、味わってほしいなと思います。
―王様(直訳ロッカー)
巨大なスクリーンで音もデカくて没頭できた。ライヴシーンは最前列で見ているようで最高に気持ち良かった。自分にとって1番心を奪われるのはジミー・ペイジだけから放たれる、憂いの感覚。それが楽曲に影響し、心の内側に触れるギターの音となって現れている。色に例えれば青緑。その感覚はハードな曲においても影響していて、自分にはそれが一番ツェッペリンを特別に感じる原因になっています。
ー木暮”shake”武彦(RED WARRIORS・ギタリスト/コンポーザー)
初めて見る映像があって、とても感慨深いものがあり、大いに刺激をいただきました。やはりあの4人は奇跡の集まりですから。彼らのルーツから生まれてきたものは、これから僕らの世代でそれを継ごうとしても、なかなかできることじゃない。ただ音楽を勉強して再現することしかできないですが、追えば追うほど遠くなる、真のロックバンドだとあらためて実感しました。
ージミー桜井(MR. JIMMY / JBLZE (Jason Bonham’s Led Zeppelin Evening)ギタリスト)
ツェッペリンが来日した時に、友だちが武道館のチケットを持っていたんです。僕も見たかったんですけど、当時福島にいたんで見られなかったんですよ。だから今日、IMAXで映画を見て。あらためてすごい音で演奏を聴いて。『あ、やっぱこういう感じなんだ』と。2時間見入ってしまいました。思いっきりツェッペリンの中に入り込めたかなという感じがします。絶対皆さん見てください。とにかく本当にいい映画でした。
―高橋まこと(元BOOWY)
嬉々として、そして惜しげもなく。次々と貴重なエピソードを繰り出していくメンバーの姿に、「初のバンド公認ドキュメンタリー」の重みを痛感しまくる120分。まさにこれ、これが見たかったんだよ!
―高橋芳朗(音楽ジャーナリスト)
高校1年生の時、邦楽ばっかり聴いてた僕が、友だちから聴かせてもらったのがレッド・ツェッペリン。あまりのカッコよさにしびれて、そのままレコード屋さんでアルバムを買いに行きました。あれから30年近くたって、IMAXで映画を鑑賞し、あの時の感動がよみがえるとともに、この素晴らしい音で、生で聴いているような迫力で聴けるということに感動しました。あれだけのグルーヴを生み出すバンドってもうこれから多分出てこないだろうな。
―つるの剛士(俳優/タレント)
『レッド・ツェッペリン:ビカミング』
25年9/26(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかIMAX®同時公開!
【キャスト】
ジミー・ペイジ
ジョン・ポール・ジョーンズ
ジョン・ボーナム
ロバート・プラント
【スタッフ】
監督・脚本:バーナード・マクマホン(「アメリカン・エピック」)
共同脚本:アリソン・マクガーティ
撮影:バーン・モーエン
編集:ダン・ギトリン
2025年/イギリス・アメリカ/英語/ビスタ/5.1ch/122分
日本語字幕:川田菜保子
字幕監修:山崎洋一郎
原題:BECOMING LED ZEPPELIN
配給:ポニーキャニオン
提供:東北新社/ポニーキャニオン
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