証言映像と舞台が交差する!TBS舞台『パイロット』開幕! 今江大地「80年前は“選ぶ”ことができなかったけれど、今はやりたいことに挑戦できる時代」
TBSのドキュメンタリー・ブランド「TBS DOCS」によるオリジナル舞台『パイロット』が、2月18日より東京・赤坂RED/THEATERで開幕した。本番に先立ち関係者向けのゲネプロが行われ、キャスト陣による囲み取材が実施された。
TBS DOCSはこれまで「解放区」や「TBSドキュメンタリー映画祭」などを通じて現実の人物や出来事を記録してきたが、本作はその流れから生まれた“舞台作品”。記録映像を主としてきたチームが、俳優の身体を使った表現へ踏み出したかたちだ。
脚本・プロデュースは津村有紀、演出は寺本晃輔。劇中には特攻隊員の証言映像が使用され、舞台上の芝居と同じ空間で過去の記録が立ち上がる構成になっている。
物語の主人公は、特攻隊員として生きた青年・遠藤。命を捧げることが当然とされた時代を生きた彼が、現代へと至ることで、戦時中の価値観と現在の価値観が並べて描かれていく。「生きること」や「選ぶこと」を観客自身に考えさせる内容だ。
主演の今江大地は、「僕たちは精一杯、舞台上で生きて、それをお伝えできたらと思います」と語り、まずは役として舞台上に存在することを大切にしていると話す。さらに、自身が戦争体験者へインタビューを行ったことにも触れ、「80年前の戦時中は“選ぶ”ことができなかったけれど、今はさまざまなことを選択できる時代。やりたいことに挑戦できるということを伝えられたら」と語った。
井出卓也は、戦争を扱う作品であることについて「想像の物語ではなく、日本で実際に起きた事実」と語り、現代に生きる私たちが直接感じることは難しくても、その空気は今も続いていると話す。「自由を求めながら生きる中にも“縛り”はある。その中で夢を見ることの大切さや希望がこの舞台には詰まっている」と作品の意図を説明した。
一方、現代パートでアイドルのマネージャー役を演じる椎名鯛造は、戦争を題材にしながらもエンターテインメントとしての側面を持つ作品だと語り、自身の役が物語にどう関わり主人公の気持ちを動かしていくのかに注目してほしいとアピールした。
記録映像は過去を残すためのものだが、舞台は目の前で起きる体験だ。証言映像と俳優の芝居が同じ場所に存在することで、本作は戦争を“遠い出来事”としてではなく、現在に近いものとして感じさせる。
舞台『パイロット』は2月24日まで赤坂RED/THEATERにて上演中。
【公演情報】
TBS 舞台『パイロット』
出演:今江大地、井出卓也、椎名鯛造、中染雄貴、髙橋真佳把、設楽賢、石川貴一、宇佐美真仁、寺本晃輔、富田翔、吉満寛人、草野仁(映像出演)
脚本・プロデュース:津村有紀
演出:寺本晃輔(ファーベルとルーデンス)
会場:赤坂RED/THEATER(東京都港区赤坂3-10-9 赤坂グランベルホテルB2F)
公演期間:2026年2月18日(水)~2月24日(火)
※一部公演でアフターイベント実施予定
チケット料金:全席指定 11,000円(税込)
一般発売:2026年1月10日(土)10:00~
公式サイト:https://tbs-docs.com/title/80.html
公式X:@pilot_TBSDOCS
公式Instagram:pilot_TBSDOCS
©TBS









