『リッチランド』第2次世界大戦下のアメリカ、マンハッタン計画のもとで生まれた町の知られざる歴史と現在を描いたドキュメンタリー

あらすじ

第二次世界大戦下のアメリカ、マンハッタン計画のもとで生まれた町の知られざる歴史と現在を描いたドキュメンタリー。平和で美しいアメリカの郊外の町、ワシントン州南部にあるリッチランド。ここは、1942年からのマンハッタン計画における核燃料生産拠点「ハンフォード・サイト」で働く人々とその家族が生活するために作られた町である。リッチランド高校の“キノコ雲”は町のいたるところで掲げられ、「原爆は戦争の早期終結を促した」と誇りを口にする人々もいれば、「川の魚は食べない」と核廃棄物による放射能汚染への不安を今も抱えながら暮らしている者もいる。多くの犠牲のもとで、多くの命を奪い、存在そのものが人類の脅威となってしまった“原爆”。『オッペンハイマー』のその後、アメリカは“原爆”とどう向き合ってきたのか?その罪と痛みを背負うのは誰なのか?リッチランドの誕生と発展の歴史をひも解きながら、人々の何気ない日常の背景に常に“原爆”が横たわっていた町の姿を映し出し、近代アメリカの精神性、そして科学の進歩がもたらした人類の“業”を重層的に浮かび上がらせていく。

作品概要

監督:アイリーン・ルスティック
製作:アイリーン・ルスティック、サラ・アーシャンボー
製作総指揮:ドーン・ボンダー、ダニエル・J・チャルフェン、マーシー・ワイズマン
撮影:ヘルキ・フランツェン
編集:アイリーン・ルスティック
配給:ノンデライコ
©2023 KOMSOMOL FILMS LLC

公式サイト:https://richland-movie.com/#modal

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